4月24日、国土交通省より「機内への持込み又はお預け手荷物に制限がある品目の代表例」を新たに更新したことを発表しました。
持ち込みの数、対象の製品などいくつかの細かいルールがあります。電車で空港での事故を参考に正しい方法を知っておきましょう。
持ち込み禁止への背景
機内でのモバイルバッテリー発火のトラブルが急増していることを受け、ICAO(国際民間航空機関)が定めた国際基準に沿い、国土交通省航空が「ナトリウムイオン電池の機内への持ち込み又はお預け手荷物に制限がある品目の代表例」を更新しました。
今までも、持ち込みOKとはされていないものの、禁止とも明記されていませんでした。
ナトリウムイオン電池はリチウム電池より安全性が高く、発火しにくしとされていたためです。ルールがはっきりと明記されたことでこれからは保安検査場でのチェックが非常に厳しくなっています。
ナトリウム電池は、リチウム電池より技術が新しく、安全性の高いものとされていた為、一部メーカー(エレコム等)は機内持ち込み可能として販売してたことをお詫びと注意喚起を行なっています。
具体的なルール
制限:160Wh以下のバッテリーを1人合計2個まで。
保管:預入は不可、手荷物として管理(膝上や座席前ポケット)
機内での使用は禁止・モバイルバッテリー自体への充電も禁止
対象商品:「ナトリウムイオン電池モバイルバッテリー」「ナトリウムイオン電池搭載 ハンディファン 冷却プレート付き」「ナトリウムイオン電池搭載 コンパクトハンディファン」
発火する多くはリチウムイオン電池
リチウム電池とナトリウム電池があり、主に発火しやすいのはリチウム電池になります。
特徴と使い分けは以下の通りです。
実際事故
モバイルバッテリーの発火事故は電車の中でも多く起こっており、軽傷を負う事故も起こっています。他には、加熱式タバコ、コードレス掃除機の事故も多いです。
リチウム電池関連の火災の半分以上が、充電中に発生しています。そのほかでは、落下(外部衝撃)やバッテーリー交換時が多いとされています。
| JR山手線車内 | 乗客のモバイルバッテリーが発火し、5人が軽傷 |
| 全日空の航空機内 | 乗客のモバイルバッテリーが離陸直後に発煙 |
| 東京メトロ日比谷線 | 発火により全線で一時運転見合わせ、約3万6千人に影響 |
| 住宅内 | テーブルに置いてあったモバイルバッテリーが床に落ちた直後に出火した |
| ゴミ処理中 | 回収中の可燃ゴミ袋から煙が出ていた、確認するとモバイルバッテリーが燃えていた |
前兆としては、
・本体が膨張していたり、変形してる
・過去に落下したこと、させたことがある
・充電中や使用中に発熱することがある
・充電できないなどの不具合がある
など、発火する前の前兆があります。かならず、そのままにせず、交換しましょう。
発火させない使い方
リチウムイオン電池は高温環境での放置で熱暴走を起こし発火・爆発しやすくなります。また、最近では、純正規品を使用しなかったり、廃棄方法が誤っているために発火している事件も多いです。リチウム電池のモバイルバッテリーを使用する際は以下のことを気をつけましょう
・正規品の充電ケーブルを使用する
・就寝時の長時間充電は避ける
・高温の場所を避ける
・前兆(上記に記載)を放置しない
・廃棄の際は原則、家電量販店やリサイクルボックスに持ち込む(自治体で異なる)
まとめ
一歩間違えれば、自分自身が焼けてしまうような事件が起きかねません。また、自分だけではなく、多くの人に迷惑がかかってしまいます。正しい方法を知っているだけで発火リスクは大幅に低くなります。




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